血による宿命『BLOOD+』①


「宿命」

「生まれつき」

などという言葉があっても、普段の生活において、あまりそれを深く意識することはないと思います。

何かとてつもなく嫌なことがあった時などに運命のせいにしてしまいたくなることがあるくらいで、「宿命」に翻弄されるという状況に陥ることは稀なのではないでしょうか。

血による宿命を描いたアニメ作品『BLOOD+』では、そんな、生まれ持った血によって、戦いの中に身を置かざるを得なくなる少女が描かれています。

2005年に放送されたこのアニメは、2000年に劇場公開された『BLOOD THE LAST VAMPIRE』のコンセプトを用いて製作された新しい作品。

沖縄に住む女子高生・音無小夜は、血は繋がらないながらも愛情あふれる養父・宮城ジョージとその息子であるカイ・リク兄弟と、幸せな毎日を過ごしていました。

そんな中、得体の知れない化け物・翼手が現れます。

ハジという美青年に助けられた小夜は、「小夜、戦って」と、ハジに口移しで彼の血を飲まされ、別人に豹変します。

異形の刀でたちまち、翼手を斬り伏せる小夜。

この日から、平穏な日常は大きく変わってしまうのでした…。